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暗い東横線渋谷駅 明るい新宿三丁目駅を羨む東横線沿線住民

 
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 東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線の渋谷駅ホームは同一ホームを共有していますが、長らく東京メトロ(営団地下鉄)管理だったものを、副都心線の開業前に東急管理に移管されました。そして、副都心線のホームも含めて、渋谷の地下駅設備全体が東急管理になったのです。

 副都心線のホームは東横線のホームでもあるため、東急の駅であるのは当然ですが、安藤忠雄に設計を依頼したというこの駅は、繭のような宇宙船のようなオブジェが駅の中に埋め込まれた奇抜な設計で、オブジェは地震の時に落ちてきたらさぞかし大惨事になりそうな重量物でもあります。

 そして、東横線・副都心線のホームや、そこから半蔵門線に至る乗り換えコンコースも、色づかいが暗めで、照明も暗く、どんよりとしています。東横線の利用者からすれば、ただでさえホームが地上から地下に移って陰気くさいのに、駅が暗いとなればなおさら気分が沈むのも道理です。

 東横線沿線住民も利用する機会が多くなった新宿三丁目駅は、
白が基調でグッと明るくなっています。それだけでなく、基本的に副都心線の駅はどの駅も明るく、渋谷駅だけが例外だといっても過言ではありません。東横線沿線住民が、もはや渋谷で下車することなく新宿まで買い物に行くようになった背景には、駅が地下深いことだけではなく、新渋谷駅の陰気くささもあるのかもしれません。

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