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お酒を1滴も飲まずに肝臓を休める日のことを、愛酒家の間では「休肝日」と呼び、週に1~2日程度設けるのが理想とされています。しかし、何しろ酒好きなわけですから、誘惑に負けて結局飲んでしまうことも多く、挫折しないでどう休肝日を守り抜くかというのは愛酒家の共通の課題と言っていいでしょう。
休肝日というのは、お酒が飲めないと考えただけで切ない気持ちになり、これが誘惑に負ける心理的な原因となります。
そこで、休肝日は「お酒を飲まない日」ではなく、「お酒を飲む前に、夕食をしっかり食べる日」と位置づけるのです。そうすれば、夕食後にお酒を飲めるわけですから、それほど切ない気持ちにはならずに、一日を過ごせるでしょう。
そして、夕方になったら、お酒を飲む前に、牛丼の大盛りや、とんかつ定食、五目おこわ、カツカレーなどのボリュームのある食事を取ります。すると、どうでしょう。食べた後には、お腹がいっぱいで、別にお酒なんか飲みたくなくなっているはずです。
その段階になって、「じゃあ、今日は別に無理して飲まなくっても良いか。
休肝日、休肝日」という風に考えられるようになるでしょう。これを、「結果的休肝日」と呼び、「お酒が飲めない」と考える時間を大幅に減らすことができるのです。
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