「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
もやしは、一袋30円程度と、異常に安く手に入る食材です。賞味期限が短いことこそ難点ですが、ラーメンの具や炒め物に適し、汁物にも合います。野菜不足を普段から気にしている人にとっては、一気に100g200gといった単位で食べられるのも魅力ですね。
しかし、「もやし」がヘルシーかと言えば、そんなことはありません。一番問題なのは、国内生産のもやしでも、そのほとんどは、原料の緑豆を中国から輸入していることです。つまり、水分以外は実質的に中国産なのです。化学肥料、重金属、殺虫剤などいろいろな問題がからんでくるでしょう。
もやしの栄養素は、豆由来のものだけで、豆を食べるのとそう変わりありません。ポップコーンがはじける前のコーンの栄養素しかないように、もやしだって発芽する前の豆に比べて重量は増えていますが、発芽に要したエネルギーの分、栄養は減っているかも知れません。
それに、もやしはお腹にたまりますから、これで満腹になってしまい、
他のものを食べなくなるのも問題です。ダイエットには良いかも知れませんが、本当であれば肉や他の野菜を食べて多様な栄養素を取るべきところを、もやしと炭水化物でおなかをいっぱいにしているようでは、健康に悪いことは疑いがないですね。
は編集部のオススメ記事です。