近年では、おにぎりといえば家庭ではサランラップにご飯をくるんで握ることが一般化しています。手にご飯がくっつかないだけでなく、手の雑菌がおにぎりに付くことも避けられるため、衛生的だというのです。確かに、作ってからすぐに食べるわけではない弁当用のおにぎりや、特にピクニックや遠足で長時間持ち歩くような場合は、そういった配慮も必要になってきます。 しかし、おにぎりの本当の握り方とは、手に水をつけて、塩を振って握るというものです。その方が、本当においしいという指摘もあります。一説によると、何らかのフェロモンが付着することによる効果ではないかということです。 その説によれば、お母さんが作るおにぎりが美味しいのは、愛しい母親のフェロモンが移っているから。おにぎりこそが、正に最高の「おふくろの味」だというのです。 コメ所に位置するJR越後湯沢駅の中には「雪ん洞」という釜炊きのコシヒカリ のおにぎりを食べさすコーナーがありますが、ここでは若くて容姿の優れた女性が、見える場所で素手でおにぎりを握っているのが確認できます。さすが、コメ所だけに、おにぎりのことを良く理解しているのかも知れません。