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不妊は何の罰か。不妊と引き替えに神は何をくれるのか。

 
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 不妊治療なんて名称は名ばかりで、治療でも何でもありません。何かが治るわけではない、ただ単に無理やり精子を入れたり、無理やり受精させた卵子を戻したりしているだけです。

 そんなことまでしても、不妊は不妊。こうなると、一体これは何かの罰なのか、自分の行ないや性格が悪いから神がバチを与えているのだ……と考えたくなるのは人間としては当然と言えます。人間とは、自責の念から解放されることのない哀れな動物なのです。

 人間は勝手に「神」の存在を考えることがあります。不公平にも妊娠・出産という幸福を取り上げたのだから、代わりに何かくれるのではないかと考えたくなるのも道理です。しかし、残念ながら、神とは不公平なものなので、そんなことでバランスを取ってくれるわけではありません。

 不妊は罰です。胸に手を当てて、しっかりと考えてみましょう。思い当たることがたくさんあるはずです。友人や親兄弟につらく当たったことはありませんか? 人の悪口を言ったことはありませんか? 味方のはずの友人を妬んだことはありませんか? 自分の失敗を人のせいにしたことはありませんか? 恩を仇で返すようなことをしたことはありませんか? 人を裏切ったことはありませんか? 無用な殺生をしたことはありませんか? 他人の不幸を心の中で笑ったことがありませんか?

 いくつも思い当たったはずです。そういったことの一つ一つが、
不妊という罰を受ける結果につながったのです。普通に妊娠した人も、こういったことで思い当たることがたくさんあるはずですが、不妊という罰を受けなかった代わりに、やがて別の罰を受けることになるでしょう。

 神は、不妊の者に代わりを与えず、不妊でない者から代わりに何かを奪うのです。

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