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アワビってどこがうまいの? あわびのおいしさとは

 
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 高い寿司ネタといえば、トロ、ウニ、いくら、ヒラメ、等を思い浮かべますが、地味に高いネタとして、「アワビ」が挙げられます。

 アワビは大変高価で、小さいものでも鮮魚店で1個1,000円、良いものだと2,000円~3,000円はします。しかし、アワビについては、良く言われることがあります。「アワビって、高いけど、そんな価値あるほどうまいかな?」「別にアワビなんて高い金出して食べる気しない、どこがおいしいの?」「アワビっておいしくないよね。何をありがたがって食べてるんだろうね」……

 そういう人は、
アワビから、磯の香りを感じ取って下さい。これが、アワビの醍醐味です。そして、コリコリした歯ごたえ。たまらないですね。海にいる気分になります。これは、普通の刺身を食べても得られない感覚です。

 アワビに似た「トコブシ」という別の貝が、アワビの偽物として出回っていますから、小さいアワビは、トコブシかもしれないと疑って下さい。アワビとトコブシの見分け方もあります。

 アワビで美味とされるのは、表面が緑色をした、黒アワビです。また、中華料理ではアワビを惜しげもなく焼いてしまい、コリコリ感も磯の香りも無くなってしまいます。勿体ないですが、アワビの凝縮された旨みが料理全体に広がりますね。

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