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シティホテルのプール、なぜ宿泊者でも有料、しかも高い

 
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 シティホテルと呼ばれるようなホテルは、プール設備の整っているところが多いものの、たいていの場合、プールは「宿泊者無料」ではありません。それどころか、けっこう高い料金を取っています。

 この料金設定はホテルにより様々な考え方があるとは思いますが、宿泊者無料でなく有料である理由として考えられるのは、タダだということであまりたくさんの人が利用しても困るということがあるでしょう。プールを無料にすると、最悪の場合、温泉付きホテルの大浴場のような混雑の恐れがありますし、事実、宿泊者無料のホテルのプールは混んでいます。

 たくさんの利用者に使ってもらえばいいじゃないかと考えがちですが、あまり混雑すると「プールが混んでいる」「プールが狭い」などの苦情につながります。大浴場が狭くて混んでいたら、文句をいいたくなるのと同じですね。そもそも宿泊者全員が使う前提などで設計されていないので、無料にするにはキャパシティが足りません。

 さらに、更衣室やロッカーなどの設備が不足することもあげられます。これらの設備が十分な数でない限り、安易に宿泊者無料とすると混乱と苦情の原因になってしまいます。

 シティホテルにプールがあるのは、プールによって客寄せをすることが目的なのではなく、
「シティホテルたるもの、プールがないとまずい」という格式や固定観念も大きいでしょう。「充実の設備」をうたうために一応付けているものの、あまり積極的に利用して欲しいとは思っていないというのが本音なのかも知れません。

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