「エブリデー・ロープライス」とは、アメリカのウォルマートが始めた戦略で、日々変わる「特売」を廃止し、毎日同じ低価格で販売するというものです。日本では、西友がウォルマート傘下ですから、「いつだって価格安く」と言って宣伝しているものが正にそれなのです。 これにより、店側はチラシの作成やPOP広告・値札の改訂などの手間を省け、顧客は「特売」に右往左往することなく安心して買い物ができるわえです。 スーパーは「特売」を武器に客寄せをするため、「今日は冷凍食品が安いから買い溜めしなきゃ」「今日は牛肉が特売だから……」などと、自らの需要と関係なく偏って買い溜めする必要があります。一見、得しているように見えても、これは結構なストレスですね。 最近はやっている「ポイント10倍デー」の類も、最悪です。 その日だけ店が混むし、客としては特定の日に買い溜めしないと損になります。店だってその日は売上が増えるかも知れませんが、ポイント10倍デー前の買い控えとポイント10倍デー直後の反動で、1ヶ月でならせばおそらく何の恩恵もないでしょう。 西友以外のスーパーも是非、エブリデー・ロープライスにして欲しいものですね。