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元来、日本では、子育ては女の仕事と捉えられていた歴史がありますが、最近では女性の社会進出と相まって、男性が自ら育児に関わることも増えてきました。育児に積極的な男性を称して「イクメン」などと言うようになり、社会現象にもなっています。
しかし、「イクメンだねえ」なんて言われて喜ぶ男性がいるのでしょうか? むしろ、イクメン呼ばわりに不快感を抱く男性が多いというのです。 当然、「イケメン」なら喜ぶでしょうが、保育園の送り迎えを見て「イクメンだねえ」なんて言われても、九州出身だから「九州男児だねえ」と言われるのと同じです。
つまり、言われている本人からすれば、「だから何?」という感じで、言葉の返しようがないのです。
内心は、「いやいや、別にイクメンってわけじゃなくて、仕方なくてやってんだよ」という場合が大半でしょう。妻は下の子の世話で忙しいなどの理由で、夫がやらなければならないことも多いのです。三世代同居が当たり前だった時代に比べて、夫婦での役割分担は必要です。
ハッキリ言いましょう。「イクメン」という言葉は失礼です。なぜなら、
流行に押されて育児に精を出している、軽い人だという印象を与えるからです。風呂を掃除している人を見て、「へえ、風呂掃除好きなんだ?」というのと同じです。
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