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二世帯住宅は、中古で売れない!売らない覚悟で建てるべし。

 
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 親と同居したくない若夫婦。しかし、親が近くにいると子どもの面倒を見てもらえますし、別の家を借りたり買ったりしてお金がかかるのも防げる。ということで、「折衷案」としての二世帯住宅を建てようとする人は、結構多いようです。

 しかし、二世帯住宅は、非常に特殊なもので、中古住宅としては大変、売却しにくいものです。なぜでしょうか?

 当然、買い手が親子2世帯で住む人に限られますから、需要が少ないと言うことは言えます。しかし、問題はそれだけではないのです。

 二世帯住宅は一般住宅よりも広いため、価格も高くなりがちで、それだけお金を持っている人でないと買えません。このことも、買い手の幅を狭めます。

 ところが、二世帯住宅は一種「夢」を実現するワガママ住宅です。自分たちの希望を取り入れて好きなように設計してもらい、新築で住みたいと考えるのが普通なのです。特に、新妻にとっては親と同居したくないのが本音ですから、それがさらに中古と来たら、普通は嫌がります。老夫婦の側も、息子夫婦のために土地を提供し、お金も出して、新築で嫁を迎えてやりたいのです。そうでなければ、新妻を迎え入れるのに体面が立ちませんね。

 そんなわけで、二世帯住宅を建てるときには、中古で売却することは困難で、
土地代のみとなるぐらいの覚悟をした方が良いでしょう。それがイヤなら、入口を分けて、建物内で行き来できる通路もなくし、全く別々の家族に賃貸しても問題がないような作りにしておくべきです。

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