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ラーメン屋の店主 なぜ腕を組み、頭にタオルか手ぬぐい?

 
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 ラーメン店の店主というと、腕組みをしていて、頭には手ぬぐいかタオルを巻いている、そんなイメージがありませんか。これは一体どうして、そしていつ頃から始まったことなのでしょうか?

 ラーメン屋という商売が、他の飲食業に比べて少し特殊なのは、まず調理場が暑いということです。ですから、頭に汗をかき、それが額を伝ってしたたり落ちます。すると、大切なお客さんに出すラーメンに、汗が入ってしまうのです。そんなこと、他のジャンルのお店では気にしなかったりもありますが、ラーメン店はカウンターの中に客から見える場所に厨房があって、汗が落ちるのを見られると、都合が悪いのです。

 また、ラーメン屋は多くはラーメンと餃子程度しか作らず、ラーメンはそのほとんどが「仕込み」で調理が終わっているものだということです。

 注文を受けてからの工程は、仕込んであるスープを器に入れ、麺を茹でて、湯切りをして器に入れて、仕込んである具や薬味をのせることです。つまり、調理していても待ち時間が多く、やることが少ないのです。

 ですから、手持ちぶさたで、ついつい腕組みをしてしまう。別に
威張っているわけではないのですが、こんな理由から、ラーメン屋は腕組みをしてタオルを巻いているというイメージになったのでしょう。

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