「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
タクシーは、ただでさえ料金が高くてうんざりで、気安くはつかえません。その反面、ある程度の覚悟をして乗りますから、考えていた予算より安かったり、または「990円」とか「1870円」とか、そういう運賃だと、「おつりはいいです」とカッコつけたくもなりますね。
ですが、普段は100円の金に窮している身で、そんなに気が大きくなるのも不思議。というよりも、おつりの小銭がいやなだけで、たったの10円や100円で運転手に恩を着せるようなセリフ、はたしてどうなのでしょうか?
まず、同乗者がいる場合は、格好悪いので、やめたほうが無難です。というよりも、何も言わなければ普通におつりがもらえるのですから(あくまでも日本での話;海外ではもらえないことも)、わざわざ「やぶ蛇」なことをするメリットが分かりません。器の大きさを見せようとしているのなら、それは失敗です。なぜなら、100円のつりを「要らない」といってもアピールできないばかりか「カッコつけてる」と思われ、3000円に10000円を出して「釣りはいらない」といったらアホだと思われるからです。
一人でタクシーに乗ったのなら、
状況は一変します。運転手から見れば、あなたは一見の客で、旅の恥はかきすて。辞退する理由もないので、10円でも受け取るでしょう。あなたにとっては、おつりはもらったほうが絶対にいいですが、しかし、なかなか大見得を切る機会もない生活をしていれば、つりを受け取らないことで自分の心を豊かにするのも一つの手です。
は編集部のオススメ記事です。