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「きれいですね」「お若いですね」「肌きれいですね」「頭いいですね」等々、自分のことを褒められたときに、「ありがとうございます」とお礼を言っている人を、ときどき見かけます。
テレビなんかを見ていても、芸能人なんかでもそうです。しかし、アメリカ人ならともかく、奥ゆかしさを信条とする日本人としては、なんだかいただけないですね。
どうしてでしょう?
「ありがとうございます」と言った時点で、その褒められたことを認めていることになり、暗に「私もそう思っているよ」ということになってしまい、図々しい印象を与えるのです。それどころか、お褒めの言葉は単なるお世辞かもしれないわけですから、それに対して「ありがとう」とは、何ともオメデタイ話ですね。
それに、人によって褒め言葉と捉えるかが微妙な場合もあります。「足細いですね」「色白いですね」「目おっきいですね」も、最近の美的感覚で言えばいい方に捉えるかも知れませんが、価値観は人それぞれ。特に、男性に対して「足細いですね」「色白いですね」といえば、これは褒め言葉か嫌味か微妙です。
褒められたら、「そんなことないです」
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