工場で作られたカット野菜は、殺菌及び切り口の茶変を防ぐため、切ってから次亜塩素酸などに漬けて処理することが一般的です。この過程で水に溶けやすいビタミンCは多くが溶出してしまい、「葉物野菜」や「大根サラダ」等に関して言えば、どれだけ「野菜を食べた」ことの意味があるのか疑問ですね。食物繊維だけは間違いなく取れているでしょうが。 ですから、コンビニで売られているサラダや、ファーストフードのサンドイッチ・バーガー類に挟まったレタスなどは、「健康のために野菜を食べた」とあまり思わない方が無難かもしれません。 葉物野菜を栄養を損なわず効率的に食べる方法に、キャベツを手でちぎって、ソースやマヨネーズなどをつけて食べる方法があります。キャベツは安く通年手に入りますし、むいて流水で洗って、あとは手でちぎりながら食べると、ビタミンCが流水や加熱で損なわれることなく、理想です。 切ってから洗っうと、ビタミンCが失われますので、葉っぱごと洗うようにします。キャベツの千切りも、食感のために切ってから水にさらす方法がありますが、栄養面からは、洗ってから切り、切ったら水処理しないことが肝要です。