以前はポイントカードといえば、顧客の再来店を期待した、サービスチケットの一種としての役割でしたが、最近では、顧客が個人情報や購買行動情報と引き替えに、雀の涙程度のポイントを得るものに変わってきました。 大手コンビニも、Tポイント・ぽん太・ナナコでまとまってきた感がありますが、これら全てを財布に入れて持ち歩くのは大変ですね。かといって、たとえば「ぽん太」だけを持っていると、出先ですぐそこにセブンイレブンがあるにも関わらず、通りの向こうに見えるローソンまで歩道橋を渡ってわざわざ行く、そういった行動に駆り立てられるかも知れないのです。 こう考えると、これらのカードは、個人個人を、不幸に陥れているとも思えてきますね。引き替えにもらえるポイントは本当に微々たるもので、それをもってあまり「トクをした」とは言い難い面があります。 何せ、せっかくたくさんのコンビニができて便利になったのに、 結局その中の3分の1しか使わなくなったのでは、利便性低下もはなはだしいと言えます。ですから、このようなカードは一切持たないか、全て持つかのどちらかの方が、楽になれるでしょう。