クリスマスというのは、キリスト教の宗教行事ですから、キリスト教徒でも何でもない人がクリスマスを特別の日と捉えるのは本来はおかしなことです。 しかし、私たちは子どもの頃から「クリスマスプレゼント」を「サンタさん」から買い与えらることによって、本来めでたくもないクリスマスを「楽しいもの」「嬉しいもの」として擦り込まれてしまっているのです。 大人になると、プレゼントはもらうものと言うよりはあげるもの。それに、恋人も家族もいない独身者は、なおのことクリスマスは「嬉しい」どころか「淋しい」と感じるものです。 彼女のいない男性や女性にとって、クリスマスとは「一年で最も淋しい日」に他ならないのです。そう、一年で一番、淋しさを感じる日。ですから、クリスマスなんて嫌いだと考える人はけっこういるはずです。 クリスマスイブは特に「クリスマスのゴリ押し」がひどく、 街はイヤと言うほどツリーが飾られ、イルミネーションも盛ん。テレビをつけてもなかなかクリスマスを忘れさせてくれるチャンネルはありません。 「ああ、早く明日に、いや、あさってにならないかなぁ」