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渋谷から、新宿から、街から、本屋がなくなる日

 
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 これまでは、商店街の小規模な個人経営の書店が経営危機に追い込まれ、大量に廃業するのが時代の流れでした。書店は品揃えがものを言うため、大型書店に比べると個人経営の零細店では、全く太刀打ちできません。都市部だけでなく農村部においても、郊外型の駐車場付き中型書店が増えましたから、市街地の小規模店は需要がなくなりました。

 そして今、その大型店もその地位が怪しくなっています。東京の渋谷・新宿といった大繁華街でも、書店の数は減っているのです。もともと、こういった繁華街でも小規模店は淘汰されてきていました。しかし、近年、amazon.co.jpなどのネット通販型書店に押されて、実店舗の書店はふるわないのです。いわゆる「時間つぶし」の買わない客が増え、買うものが決まっていてサッと買っていく「おいしい客」ほどネットに流れてしまうからです。

 渋谷でも三省堂書店・ブックファーストが撤退、東急プラザの建て替えも控えていますから紀伊國屋書店もなくなるでしょう。新宿でも、ジュンク堂がなくなり、文教堂がなくなりました。

 もう一つ、スマートフォンの普及による若者を中心とした「本離れ」もあります。
要するに、本そのものが売れなくなってきているのです。果たして22世紀には本と本屋はなくなってしまうのでしょうか?

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