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338mの高さ日本一ビル 西新宿三丁目西地区再開発が難航

 
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 西新宿といえば高層ビル街で知られていましたが、現代では東京都内のあちらこちらに200m級のビルが建ち並び、新宿高層ビル街は特別な存在ではなくなりつつあります。それでも、200mを超えるビルがこれだけの密度で立ち並ぶ場所は類がないのですが、丸ノ内マンハッタン計画が完成しつつある今、ビルの量では、都心地区に完全に水を空けられています。

 そんな中、新宿地区が高層ビル本家本元のエリアとして巻き返しをはかる絶好の計画が、西新宿三丁目西地区再開発です。甲州街道沿いの、新宿パークタワーと初台のオペラシティの間にあるこのエリアの計画概要は、338m77階におよぶ日本一の高層ビルを中心とした、4棟の200m超のビルから成る複合計画です。大阪・阿部野橋の「あべのハルカス」をもしのぐ高さとなります。

 計画によれば、京王新線の新宿~初台間に1駅あたらしく設けて直結させるというので、利便性も上々。しかし、土地の買収が思うように進まず、実現の目処は全くたっていないとも言われています。

 西新宿の中でも、青梅街道側にくらべると、
最近では甲州街道側の方がビルの高さが高くなる傾向にあり、このエリアは北側に住宅街が広がっているため、日照は大きな問題となるでしょう。また、東京のオフィスビル供給量はすでに飽和状態にあり、計画が実現した頃にはすでに無用の長物と化している可能性もあるのです。また、新宿地区で最高のビルは東京都庁ですが、都庁のお膝元でそれより高い民間ビルを建てることには、心中穏やかでない人もいるようです。

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