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『田園都市線』住みたくない沿線,お勧めできない路線

 
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 田園都市線は、一般には、人気です。人気テレビドラマ「金曜日の妻たちへ」の影響もあるかもしれませんが、一般に、団塊世代の比較的高所得者が、この地域の分譲地を買って家庭を築いていったということが背景にあります。裏を返すと、それまでは、人の殆ど住まないひどくひなびた地域でした。

 田園都市線という路線そのものは、全くひどい状況にあります。まず、渋谷駅が1面2線のホーム1つでやり繰りしており、ホーム幅も不十分で、落ちそうになるほど人があふれるのに、ホームドアの工事をすることもできません。良く、ホーム増設や拡幅が議論になりますが、渋谷の地下は川が多く、用地がありません。

 田園都市線は混雑を極め、今や私鉄では輸送断面がワーストとなっていて、毎朝多くの積み残しが発生します。また、速達性に乏しく、朝は渋谷~二子玉川の全駅に全列車が停車するほか、鷺沼・あざみ野・たまプラーザの3駅に連続して急行が停車するなど、急行の停車駅が多めです。

 全ての列車が半蔵門線に直通するため、渋谷駅から乗っても座ることが難しく、夕方の通勤時間帯は、大手町からでも座るのが難しい状況にあります。

 二子玉川より先は、新しく開発された地域であるため、
成熟に欠け、歓楽街や風俗街などの多様な街が(溝の口を除き)形成されていません。また、分譲時期が一様であることから、同じような年齢構成・年代の住民が多く、高齢化が問題になりつつあります。

 渋谷~二子玉川間は、首都高速3号線の基礎と一体となったトンネル構造となっており、今後の保守・建て替え、特に懸案となりつつある首都高速の解体・再建設の際は、大変な問題となり、列車の運行にも支障を来す恐れがあります。

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