東急東横線と東京メトロ副都心線の直通運転が始まり、同時に東横線のホームは渋谷駅の地下深くに潜りました。渋谷で東横線から山手線に乗り換えるには、フロアにして7階分を上下移動しなくてはならず、時間もかかります。直通している副都心線で新宿三丁目まで行き、丸の内線に乗り換えて新宿に行った方が、明らかに楽です。 当然、東京メトロもそれを見込んでいて、旅客収入増を期待してきました。しかし、それができない人がいるのです。かわいそうですね。 通勤定期を会社から支給されている人は、安いルートで支給されるのが普通ですから、1ヶ月あたり2000円近く高い副都心線ルートでは支給してもらえないのです。 この差額を自腹で払うことも考えられますが、 通勤定期は現物支給されることも多いので、こういった人たちは、直通運転の恩恵をまるで被れないどころか、乗り換えがかつてに比べて5倍も時間がかかるようになり、肩を落としています。