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(初出 1993年)
では、首都高速が寿命がきて造りかえるときはどうするのでしょうか。一般に土木の構造物は寿命が50~100年と言われています。首都高とて例外ではないはずです。こわして新しく完成する間はずっと通行止めになるのでしょうか。
首都高速は23区内の全道路中で道路延長にして2.4 %、道路面積にしても3.3 %をしめるにぎませんが、じつに9.3 %の交通量をさばいています。現在都心から羽田空港までピーク時で首都高利用で24分、利用しなくても71分ですが、首都高がなくなってしまうとそこからあふれたクルマで都内の道路は大渋滞となり、羽田空港まで164分もかかるようになってしまうという試算もあります。
したがって造りかえるときに通行止めにしてしまったらその下の道路は
大渋滞になるでしょう。そうせずに全く新しくする方法があるのでしょうか。首都高速道路公団の社員は、来るべきその時に備えて、毎日アタマを悩ましているに違いないのです。
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