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祝田橋交差点(読み方注意)が果たす、東京の中心的役割

 
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 日本の道路の中心は、道路元標のある東京・日本橋だと言われます。しかし、日本橋に行けば分かりますが、現実には片側二車線の中央通りが橋になっているだけで、どうということはありません。少し南に位置する日本橋交差点は、国道1号と国道15号が分岐する地点ですが、永代通り側は広幅員ではあるものの、中央通りは大した幅員も交通量もないので、あまりパッとしないでしょう。

 そこへいくと、皇居と日比谷公園の間にある祝田橋(いわいだばし)交差点は、交通量と風格の漂う交通の要衝です。祝田橋では、国道は分岐するわけではなく、単なる四叉路に過ぎません。しかし、都心から、国道1号方面、国道246号方面(渋谷方面)、国道20号方面(新宿方面)のいずれに至るにも、この交差点で右折するのが主要ルートとなります。休日の歩行者天国時を除くと、大手町から大半のクルマは、日比谷通りではなく内堀通りを南下して祝田橋交差点を右折し、国会前方面へと至ります。

 そのため、祝田橋交差点では、北から来て西へ右折するための右折レーンが4車線設けてあり、右折信号の点灯時間も非常に長いのが特徴です。

 この先、国道20号が新宿方面へ通り抜けるにあたり、
桜田門の警視庁前で国道1号が、国会前で六本木通りが、三宅坂の最高裁の前で国道246号が分かれていきますが、その間、皇居のお堀端を、皇居ランナーを尻目に走り抜けていく贅沢なコースとなっています。

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