笹子トンネルの天井崩落事故をきっかけに、日本の交通インフラストラクチャが老朽化していて、大変危険である現状が広く認識されてきました。道路だけでなく、鉄道も例外ではありません。 そんな中で、首都圏JR路線の中でも随一の過密運行をしている中央線の都心部も、大変心配な路線として利用者の不安を呼んでいます。何よりもまず、開業年度が古く、老朽化が著しく進んでいる恐れがあるからです。 中央線の東京駅~新宿駅間は、トンネルが多く、また神田川や皇居外堀沿いの地盤の悪い崖っぷちに作られています。トンネルの崩壊だけでなく、地盤そのものの崩壊の可能性もありますから、危険です。 御茶ノ水駅付近では、10メートル近い高さの擁壁(崖)に隣接しており、 これが崩落すればひとたまりもないでしょう。そして、過密運行が徒になり、事故を起こせば後続列車の追突などの2次被害も心配しなければなりません。