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東京の地下鉄は、私鉄・国鉄との相互直通運転が盛んで、全く直通運転が行われていない東京メトロ銀座線と丸ノ内線は、ある意味、特異な存在です。しかし、多少見識のある人なら、これは第三軌条と呼ばれる線路脇から電気を得る構造上、仕方のないものということも良く知っている話です。
仮に、銀座線にその制約がなかったら。渋谷側の直通相手は、間違いなく、井の頭線でしょう。何と言っても線路の方向が同じく東西を向いていて、編成も5両~6両と、似ています。
すると、日本橋~銀座~表参道~渋谷~下北沢~吉祥寺が、乗り換えなしで結ばれることになります。ショッピングタウン、大型デパートがたくさんある、実に魅力あふれる路線になりますね。また、杉並の高級住宅地のお金持ちを、乗り換えなしで銀座や日本橋に運ぶのも、商業的に旨みのある話です。
浅草側は、東武伊勢崎線がその直通先に
なるでしょう。線路の方向が違うのと、松屋浅草内の東武浅草駅への接続は絶望的ですから、銀座線専用の隅田川橋梁を造って、業平橋付近で合流させる必要があるかも知れません。
現在、東武伊勢崎線の主要な電車は、半蔵門線や日比谷線に直通していますので、浅草~北千住は、いわばローカル区間です。銀座線の直通は北千住止まりとなる線が濃厚でしょう。
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