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埼京線は、かつては、赤羽線という、池袋から赤羽を短絡する4駅のミニ路線が、池袋-赤羽を折り返し運転していただけというのがルーツです。東北新幹線の建設の見返りに、住民のための通勤新線を新幹線に並行して作り、それを赤羽から赤羽線経由で、池袋、そして山手貨物線を通って新宿に乗り入れたというものです。
埼京線は、混雑を極めることと、通勤快速の駅間が長いことから、痴漢行為の温床と呼ばれ、車内に監視カメラが設置されたことで話題になりました。しかし、混雑もマイナスですが、この痴漢が多いという事実が、沿線住民の品格や治安を物語っています。
埼京線の快速が停車しない駅は、日中に1時間あたり4本しか列車がありません。これでは、都会においては来ないも同然の本数です。
埼京線の走る利根川近くの区間は、浮間舟渡などの中州や、戸田などのボート場、つまり、埼玉県内の名だたる洪水地帯でもあり、夕立やゲリラ豪雨の多い地域でもあることから、浸水被害に関しては戦々恐々です。
山手貨物線は、埼京線の独占ではなく、湘南新宿ラインも使っていますので、
便数を増やすのにも限界があり、代々木駅付近では踏切があるため住民の反対運動にもあっています。また、新宿駅・渋谷駅ともに、ホーム(乗り場)が駅本体から大きく南にずれており、街の中心地までは意外に歩くという欠点もあります。
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