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関西の人が東京を訪れたときに、新宿や銀座などを見て、「大したことないな、ミナミの方が大きいのではなかろうか」と拍子抜けすることが多いようです。それもそのはずで、規模や賑わいの広さからいって、ミナミのそれは、新宿や銀座を上回ることはほぼ間違いないでしょう。
新宿とは、梅田(大阪駅周辺)が良く比較されますが、これはさすがに新宿に軍配があがる可能性が高いです。しかし、大阪のダウンタウンであるミナミは、心斎橋から道頓堀、難波と、その性格と雰囲気を変えながらつながっていて、一体となった街を形成しています。こういうダウンタウンは、東京にはありません。
良く「東京は街が分散しているから一つ一つが小さい」などの指摘がありますが、一面ではそうかも知れませんが、それよりも、純粋にミナミがでかいということも言えます。
しかし、残念なことに「小売販売額」などの商業的な統計では、新宿や銀座周辺が上回ります。これは、単純に、東京の物価が高く、
また、東京人が関西人に比べて平均的に金持ちだということではなく、極端な金持ちが東京に集結しているため、宝石や毛皮などの高額商品を買いあさって、取引金額の総額を引き上げているだけだとも言えます。ですから、商業統計が示す数字ほど街が賑わっているわけではありません。
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