マクドナルドが「写真詐欺」だと騒がれているのをご存じですか。ポスターやメニューの商品写真と、実際に出てくるものが違いすぎるというものです。確かに、肉(パティ)の大きさも野菜の量も決定的に違いますので、撮影用のレシピが、販売しているものと異なるのは誰の目から見ても明らかです。インターネット上に、有志によって、比較写真が大量にアップされています。 これはもう、詐欺か、不正競争防止法か、景表法か、何かしらに該当すると考えるのが普通ですね。どうして、警察や、消費者センター、公正取引委員会など、然るべき組織が動かないのでしょうか? マクドナルドにこの点を是正させるとなると、おそらくは日米間の国際問題になるでしょう。今現在、アメリカの外圧によって捜査や取り締まりが阻まれているとする証拠はありませんが、少なくとも、日米間の問題になることを恐れて、捜査機関が萎縮して動けないということはありそうです。自分が捜査機関なら、わざわざこの点にメスを入れたいとは思わないのは当然ですね。 もっとも、外食産業では、こういった写真と現物が違うというのは、 それほど珍しいことではありません。しかし、マクドナルドのそれは度を超えています。ここは、大手のプライドと気位を示して、自ら率先して是正し、業界を正しい方向に引っぱっていって欲しいものです。