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「自作自演」の本当の意味と使い方

 
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 ネット掲示板などの世界で、一人の投稿者が複数人を装って、まるで会話しているように演出して書き込むことを「自作自演」と言っています。これは、なんだか日本語としておかしいですね。

 自作自演とは、自分が書いた台本を自分自身で演じたり、自分が書いた曲を自分で演奏するようなことです。要するに、筋書きも自分、実行するのも自分、というところがポイントで、このことから、犯罪行為にも「計画から犯行まで一人で行った」という意味で使うことがあります。

 しかし、ネット掲示板の「自作自演」は、「本当は一人のクセして、まるで何人かが書き込んでいるように見せる」ということです。まあ、筋書きの通りに「大勢を演じている」ということなのかも知れませんが、複数人のフリをする、ということは「自作自演」の要件ではありません。どちらかというと、これらは、ヤラセとかサクラに近い行為ですね。

 Q&A掲示板や、商品クチコミ掲示板などで、企業側の担当者が
自社の商品や店などを紹介し、または良く見せるために、「自作自演」で、質問したりそれに答えたりすることがありますが、これなどは正に「サクラ」を自ら演じていると言えます。

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