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吉野家やすき家など牛丼専門店が販売する牛丼は、もともとかなり安いものでしたが、ここ十数年の消耗戦とも言える価格競争の結果、300円を切るような価格設定も珍しくなくなりました。ここまで安いと、ハッキリ言って「安すぎて怪しい」という領域に達していると言えます。
普通に考えれば、牛肉を使いあれだけのものを提供して、600~700円ぐらいするのが適正価格でしょう。それを300円を切る価格で提供するとなると、コストダウンのために、原材料や産地、製造過程などに疑念を持たざるを得ません。卓上の紅しょうがに至っても同様です。
日本には昔から、「安かろう、悪かろう」という言葉があります。300円の牛丼には、原価・手間を含めて300円以上かかっているわけがないのです。これでは、食の安全という意味でも衛生面・健康面でも、心配になるのが普通です。
安心な牛丼は、なかなか食べられません。牛丼専門チェーン店以外が出す牛丼は、
すき焼き味の甘いたれのことが多く、吉野家の発明品とも言えるあのしょっぱい牛丼は、粗悪品の疑いのある「安すぎる」ものしかないというのが、現状のようです。悲しいですね。
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