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果たして、かたすぎる麺は体に悪いのか?
博多風の豚骨ラーメンでは、麺のゆで加減を選ぶことができる店が一般的です。やわ、ふつう、かた、ばりかた、はりがね、など店によって呼び名は多少異なりますが、麺のゆで加減は好みが人によって違うので、この文化は博多ラーメン以外にも広がって欲しいものですね。
さて、一番堅いランクとして、「粉落とし」というのがあり、店によってあったり無かったり、無くても注文すると対応してくれたりと、様々です。これは、打ち粉の粉を落とすというところから来ているのでしょうが、本当に粉を落とす程度、3~10秒程度しか湯がかないというもので、堅麺好きにはたまらないものです。
しかし、はっきり言って、茹でてないと言っても過言ではないこのゆで加減、果たしてお腹を壊さないものか、心配ですね。
まず、でん粉は原則として、加熱によりアルファ化
させないと、人間の体では消化できません。粉落としは、アルファ化が十分でないと考えられ、消化に非常に時間がかかって胃腸に負担をかける可能性があるでしょう。もっとも、お腹を壊すというほどではないと考えられます。
また、微生物の力で熟成させている麺を利用している店もあり、このような場合は殺菌が十分にできず、お腹を壊すことも考えられます。
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