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結婚して家を買おうとしたら、独身時代に買った投資マンションが障壁に

 
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 最近では、投資用ワンルームマンション(またはシングル向けマンション)のセールスが盛んで、まだ住宅ローンを借りていない若い世代を狙って、営業電話やセミナーの開催などで大変な販売攻勢をかけています。

 こういったセールスにつかまって、投資用マンションも悪くないと考えて買ってしまうというのはある意味、仕方のないことです。

 そして、結婚して、いざマイホームを買おうと思ったときに、この投資マンションのためのローンが足かせになって新たな借入ができず(または十分な借入ができず)、途方に暮れる人がいるようです。

 投資用マンションといえども大変な長期ローンで借りるケースが多く、10年やそこらでは元本は殆ど減っていません。そこで売却してローンを返済することを考えるわけですが、オーナーチェンジの中古マンションは簡単には売れません。それは、オーナーチェンジの相場は、年額賃料の10倍程度と決まっているからです。相場で売っては、残債が返せないので、貯金がないと売ることすらままならないのです。

 ここからは、地獄です。運良く貯金があれば、それをつぎ込めますが、それは本来はマイホームのための頭金です。そしてその貯金もない場合には、売ることもマイホームを買うことも叶わず、夫婦喧嘩になってしまいます。

 投資用マンションを買っておけば、結婚後も家賃を
小遣い代わりに使えるし……などという甘い未来は、なかなか簡単にはやってこないのです。

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