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第一生命が毎年主宰している「サラリーマン川柳」は、絶対にやめるべきです。この大会は、選考が偏っていて、「サラリーマンの悲哀」、ことさら「家庭の中における父の権威失墜」をネタにしたものが、入選する傾向にあります。
ですから、サラリーマン川柳の入選作を見ていると、悲しい気持ちになりますね。しかし、世の中のサラリーマンは、そんな人ばかりじゃないはずです。会社でもバリバリ仕事をし、家族の信頼も厚い。むしろそんなサラリーマンの方が普通のはずなのに、サラリーマン川柳は、サラリーマンパパに対する偏見と固定観念を助長しているだけです。
「綾小路きみまろ」のネタの、性別を入れ替えたようなものです。
こうなるともう、名称を変えて「サラリーマンの悲哀川柳」とか「サラリーマンずっこけ川柳」とでもした方がしっくりくるかもしれませんね。
もう少し幅広い視点で選考がなされて、優れた川柳が選ばれるのであれば、
話は別です。しかし、今からでは後の祭りでしょう。父親の権威の復権を願うのであれば、このようなイベントは中止し、また、マスメディアがこぞって話題として取り上げることもないでしょう。
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