美容整形大手の高須クリニックが、テレビコマーシャルをバンバン流していますね。ところが、このCMが結構、意味不明で、院長と思われる人がスキンヘッドでナゾな言葉を発したり、ヘリコプターで豪遊したり、それで「イエス!高須クリニック」って、意味分かんないよ……と思う人が多いと思います。果たしてあんなCMに何の宣伝効果があるのでしょうか? この裏には、医療機関の宣伝行為に対する厳しい規制があって、名前を売るぐらいのことしかできないのだとの指摘があります。それにしても、かつて深夜によくテレビCMをやっていた新橋十仁病院は、もう少し医療行為について触れていたような気がしますね。 美容整形というのは、それ自体の是非にも大変な議論があるもので、整形そのものをヨシとしない考え方の人もたくさんいます。深夜のCMならともかく、昼間や夕方、ゴールデンタイムも含めてバンバンCMを流すには、美容整形を是としない人から苦情が来ないようにしなくてはなりません。それならば、もう、病院名だけを宣伝しようと考えても不思議ではありません。 そうすることによって、子供が 見るような時間帯にもどんどんコマーシャルを出せますから、いずれその子供が大きくなって美容整形を検討し始めたときには、高須クリニックの名前は当然頭に擦り込まれているというわけです。