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史上最大の獣害「三毛別ヒグマ事件」7名死亡

 
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 史上最大の「獣害」は、1915年に起きた、北海道・苫前市の、三毛別羆事件です。

 この事件は、吉村昭によって「羆嵐」という小説になっています。また、現在でも、三毛別羆事件復元現地があり、アクセス路には「ベアーロード」の愛称が与えられています。

 まず、太田三郎宅に一頭のクマが侵入し、在宅していた妻とその子供の2人を殺害。翌日夜、太田宅で2人の通夜の最中に、再びクマが侵入。クマは出て行きましたが、しばらくして川下の明景家から絶叫が聞こえ、4人が殺され、3人が重傷。

 これを受けて
クマ狩りの本部がおかれ、討伐隊員が集まりましたが、しばらくクマの姿は発見できず、数日後に、足跡を発見し追跡、クマを発見。山本というマタギがクマをしとめました。討伐隊員の出動は延べ600人といいます。

 とにかく、大きいヒグマだったそうです。クマは本来、人間を補食するため(食べるため)に襲うのではないとされていますが、このクマは明らかに人間を「食べ物」と見なして襲っていたところがポイントです。一度人間を喰らったクマは、その味を覚え、再び襲うとも言われています。人間はいろいろなものを食べているので、タヌキやキツネに比べれば、クマにとって美味なのかも知れませんね。

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