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いつ頃からか、天ぷらを出すときに、天つゆだけでなく、塩を出す店が増えてきました。塩の種類も、抹茶塩、粗塩、わさび塩など多彩であることも珍しくありません。
付けること自体は全然構わないのですが、何だか、天ぷらを塩で食べることが通であり、天つゆなど邪道だという風潮は、滑稽ですね。
そもそも、天ぷらのような凹凸が激しい料理に塩を付けることには無理があります。フライに塩というと、フライドポテトが思い当たりますが、これは衣がついてないのが普通です。マクドナルドのフィレオフィッシュに入っているフライドフィッシュは調理の時(挟む前)に塩をかけますが、これは味付けのためではなく臭みを消すためだとの教育を行っています。
その他で言えば、フライやカツレツならソース、フィライドフィッシュでもタルタルソースが普通で、衣がついている揚げ物に対しては、粉末でない調味料が普通なのです。
実際に揚げたての天ぷらに塩を付けて食べてみると分かりますが、
なんともしまりのない味になり、ついつい塩を多めに使ってしまいます。油で揚げた衣には、塩では味がつきにくいのです。
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