最近は、いろいろなものに温泉卵をのせる傾向があります。サラダとか、麺類とか、肉料理にまで。しかし、温泉卵とは、本来は単体でだし汁などで食べるもので、このような食べ方は、邪道の極みです。 人気トーク番組「マツコ&有吉の怒り新党」で、マツコ・デラックスは、温泉卵を載せると何でも美味しくなる、反則だけど、でもおいしい、と言っていました。果たして、本当でしょうか? 温泉卵は、実は、かなり好みの分かれる存在です。卵そのものがそうなのですが、「白身が好き」「黄身が嫌い」「溶けた白身が嫌い」など、結構好みが多様ですから、「冷たくて、白身が溶けて黄身も半固まり」である温泉卵は、本来であれば万人受けするものではありません。 飲食店などでグループで取り分けしているときに、温泉卵をトッピングされたものがでてくると、大抵は誰かがこれをつぶしてしまい、卵エキスが全体にからまってしまいます。これは、人によっては迷惑なのです。 のせるのは自由かも知れませんが、飲食店では、 ぜひ温泉卵をトッピングすることで料理をごまかさないようにして頂きたいものです。