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入試 自分が落ちたのだから、友達の合格に「おめでとう」は言えない

 
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 受験というのは、実に残酷なものです。大好きな親友、仲良しと同じ学校を受けても、二人とも合格する確率はそれほど高くありません。二人とも不合格なら、互いに慰め合うこともできるでしょう。しかし、神様はこういうとき、一人だけ合格させて一人だけ落とす、ということをよくします。

 神はいたずら好きです。自分が落ちたのは、普段の行ないが悪いからでもなければ、勉強ができないからでもない。神のいたずらなのです。では、どうして自分でなくて友達が合格したのか? 答えは簡単です。神は、えこひいきするものだからです。

 このように考えることで、自信を喪失したり、劣等感を持ったり、卑屈になる必要がなくなりますね。恨むなら神を恨み、そして前を向いて歩き出しましょう。

 友達が合格したことに関して「おめでとう」なんてお祝いの言葉をいう必要はありません。自然に心からそんな言葉が出ますか? ウソをついてお祝いの言葉を言うなんて、おかしいですね。正常な感情を持った人間なら、妬み、そして、悔しいと思うのが普通です。自分に正直に生きましょう。

 別々の学校に進学することになった以上、もうその友達とは友達でなくなるのです。
遅かれ、早かれです。だったら、早い方がいいでしょう。取り繕う必要はありません。「おめでとう」とウソをつくよりも、「なんでアンタだけ受かんのよ!悔しい!不公平だ!」と本心をぶつけて別れの言葉とする方が、よほど自分らしいと思いませんか。

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