薄毛に関しては何かと、さほど深刻な悩みとして周囲が受け止めてくれないことが多く、まさか薄毛で自殺まで考えるほど悩んでいるとは、周りの人も夢にも思っていないという現実があります。

　ここがまた、薄毛という悩みの奥深いところです。ハゲは自嘲すべし、という妙な風潮は育毛業界と結託してテレビが作ってきたものとも取れますが、実際に薄毛の人のとらえ方はそれこそピンからキリで、何とも思っていない人から、真剣に思い悩む人まで多種多様なのです。ですから、どんなにお金持ちのハゲでも、プロペシアやリアップ、育毛サロンなどにお金を使わない人はたくさんいます。

　しかし、比較的深刻なのは、 若い人と女性です。学生の頃から若ハゲ、という人はたくさんいますが、トレンディエンジェル（お笑いコンビ）のように明るく生きてそれをネタにできる人はほんの一握り。多くの人は、当然、思い悩んでいるものと思います。

　若ハゲの悩みに対して唯一希望を与えられるのは、今は若いからハゲは目立つが、30年後には禿げていて当たり前の年になる、ということです。そこまで乗り切ってしまえば何のことはない。そして、まずはプロペシア（並行輸入品なら安く買えます）をためすこと。そして、カツラの着用も検討することです。自殺は到底お勧めできませんが、自殺したいほど悩んでいることを周囲にアピールすることはとても大切です。