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過度の飲酒は、抜け毛を増やし、薄毛を促進させるのではないか、という恐怖にとらわれている人がいるようです。当然、過度の飲酒は、健康を害しますので、裏を返せば、健康を害するぐらいの飲酒であれば、薄毛を促進させたとしても何の不思議もありません。
むしろ、薄毛を気にしている人にとって関心があるのは、「髪の毛のためには、お酒は飲まない方が良いのか」という点でしょう。
いろいろ調べてみると、確かに、髪のためにはアルコールは控えるに越したことはないという記述は見つかります。しかし、十分な科学的根拠に基づいて「アルコールにより禿げる」というような説は、見あたりません。
人間は、何か悪いことが起こると、これは悪事や不摂生の報いなのだと考えたくなるものです。
ですから、何かを我慢したり絶ったりすることで、改善するのではないかと考え、脳もそういう行為によって満足しやすい傾向があります。そんな人間の性質が、飲酒どころか、喫煙、夜更かし、運動不足、偏食など、何でもかんでも薄毛の原因になると考えてしまいがちなのかもしれません。
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