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魚の小骨を誤って飲み込んでしまうと痛い目に遭いますが、日常わたしたちが誤飲しやすい魚の中では、鯛(たい)が一番、困りものでしょう。がっちり太い上に、短めのものも多く、かつ、先端がとがっています。
鯛の骨が喉に刺さったときは、「ご飯を飲み込む」などという無謀なことをしてはいけません。鰯などの小骨では有効なこともありますが、鯛の骨は太い。下手なことをして傷を悪化させる恐れがあります。子供の喉に刺さったなら、なおのこと心配です。
こんなときは病院で取ってもらうのが基本です。
しかし、鯛の骨が喉に刺さるのは、正月の悲劇です。正月は、病院がやっておりません。正月休みが明けるまで、喉の小骨を案じて泣き寝入りになりかねないのです。
従って、正月に鯛を食べるなどというのは、
なるべくならやめておいた方が正解です。風習でめでたいからどうしてもというならば、缶詰にするか、よほど注意してつまむ程度とする方が、賢明かも知れません。
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