電車における着席に異常な執着がある人は、多いものです。座ることに最大のメリットは、眠れることでしょう。電車の中での過ごし方として、「眠る」は時間の使い方としては最大限に有効なものの一つです。もうひとつは、読書です。 読書も、スマートフォンも、立ったままでもできます。それに、スマートフォンは、「有効な時間の使い方」ではなく暇つぶしです。立ったまま眠る器用な人もいますが、はっきり言って周りに迷惑。睡眠は、電車で着席して得られる最も価値ある権利なのです。 しかし、冬の満員電車で座ることには、風邪をうつされるリスクが増大するというデメリットがあります。真ん前に、咳をゴホゴホする人が立ったら、たまったものではありません。逃げ場がないですから、高確率で風邪をうつされるでしょう。その段階でマスクを付ける手もありますが、ケンカを売ってると取られかねない面もありますし、マスクも100%効果があるわけではありません。 真ん前でなくても、隣に鼻をずるずるすとすすってる人が座ってきたりと、 とかく周りに風邪引きさんが多くなる冬は、座って逃げ場を無くすのは自殺行為です。立っていれば、それとなく場所を移動して風邪引きさんを避けることもできますが、座ってしまうとそうも行かないのです。