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温泉旅館の食事は、放射能のリスクが高い

 
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 福島第一原子力発電所の爆発事故により、私たちの食の安全に関わる状況はすっかり変わってしまいました。

 元来、温泉旅館といえば、その立地に応じた地元産のものを出すことを売りにしている宿も多かったのです。山の温泉であれば山の幸、海の温泉であれば海の幸。よだれが出てきてしまいますね。

 しかし、山の幸とされるものは、放射能の危険がいっぱいです。きのこや山菜など山で採取したものは、除染していない土地のものですから、危険性が高いと言えましょう。特にキノコ類は放射性物質を集めやすいので、極力避けるべきです。山菜も、ふきのとうやたらの芽は特に危なそうですね。

 そして、渓流の温泉でよく出されるイワナ・ヤマメ・アマゴ・ニジマスなどの川魚は、概して危険です。淡水魚が放射性物質を蓄積しやすいことは半ば常識となっています。さらに、沢ガニや川海老などもリスクが心配されます。

 ソバも、食べている部分が実なので、相対的にリスクが高いと言えます。

 海の温泉に関しては、海産物を出すので、やはり心配です。西日本・日本海側の温泉で、
地元で取れたと分かっているもの以外は、一定のリスクがあるでしょう。食事は温泉旅館の楽しみのうち大きなものの一つですが、放射能で「おもてなし」されるのも迷惑な話ですから、宿には全ての食材をきちんと検査してから料理してほしいものです。

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