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本当の痩せ体質の人は、細身と褒められても嬉しくない

 
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 「細身でうらやましい」「痩せててスタイルが良い」「スレンダーで素敵」などの言葉は、一見褒め言葉のようですが、受け手によって様々です。

 近年の傾向からいって、細身であること・痩せていることが、一般的に好まれて「良い」こととされているのは間違いありません。ですから、長所といえば長所です。

 ダイエットの成果としてそのスタイルを手に入れている人は、当然、そこを褒められれば、ダイエットの甲斐があるというものです。その場合は、大して痩せていなくたって、精一杯のお世辞を言って、気持ちよくさせてあげるべきです。

 しかし、子供の頃から根っからの痩せ体質で、太りたくても太れないようなタイプの人は、「細身だ」「華奢だ」などの言葉はもうウンザリするほど聞き飽きているのです。それどころか、放っておくと病的なほど痩せてしまい、それだとみっともないから、努力して太った末に今の「細身」の状態かも知れません。

 想像がつきますか? 本人にしてみれば、太りたくて頑張って食べてるのに、その努力の成果が「痩せててうらやましい」という言葉で一蹴されてしまうのです。泣きたいほど傷ついているかも知れません。

 バカの一つ覚えのように、人を見て「痩せててうらやましい」などと
お世辞を言っていると、実は恨まれたり人を傷つけることになりかねないので、十分に注意したいものです。

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