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 急な残業を命じられることほど、イヤなことはありません。労働者とは、仕事が終わり、帰れるのだけを楽しみにして働くものです。仕事中は、「今日は終わったら何しようかな」と考え、飲みに行ったり、デートの約束や、家族との団らん、趣味や買い物、テレビ鑑賞などに心を躍らせます。

 そこへ、上司の一言で、残業を命じられたら、大変不愉快ですね。

 上司も会社も、あくまでも会社の立場から残業をやれといっているだけなので、それに応じるかどうか考えるのは自分自身です。しかし、労働基準法は、残業を命じる権利を雇用者側に認めており、命じられた側は応じる義務があると考えるようです。

 しかし、それは、裁判にでもなった場合の話で、イヤなものはイヤと拒否すればよいのです。残業は、笑って引き受けてくれる人のところに、また命じられます。ですから、断ることを積み重ねるのも重要です。「もう10回も続けて残業をOKしたのだから、そろそろ許してくれるだろう」と考えるのは間違いです。正に、ドツボといったところです。

 断る口実はいくらでもあります。まず、「ちょっと約束が」「用事が」などと、正直に言ってしまうのも手ですし、「体調が悪い」「人が来る」「家族が急病で」などというのも、この際はウソも方便でしょう。

 困ったことに、「お前、プライベートと仕事とどっちが大切なんだ」
と聞いてくる上司もいます。この場合は、「どちらも大事です」と答えて、優劣を付けることを拒否し、でも今日は帰るという姿勢を貫くことが大切です。

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