楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 桜塚やっくん事故死、とばっちりは誰?
>> 就活で最悪なのは「副部長」「サブリーダー」アピール!?

世界のナベアツが消えた理由 [最近見ない芸人事情]

 
スポンサーリンク
 エンタの神様が全盛だった時代に、一世を風靡したお笑い芸人「世界のナベアツ」。当時は漫才コンビ「ジャリズム」として活動していましたが、今は、落語家・桂三度として新たな道を歩んでいます。

 もともと放送作家としても活躍していたナベアツは、多才であるとも言えますが、一時期のテレビでの売れ方は明らかに「一発屋芸人」のそれで、それはもう、一発屋臭がプンプンしていました。しかし、放送作家としての実績もあったため、そのような扱いを受けてはいなかったようですが。

 彼の売れ方は、明らかに一発屋でした。「スギちゃん」とか「小島よしお」なんかも一発屋と揶揄されることがありますが、彼らは少なくとも、ネタのフォーマットが決まっているだけで、その中味でいかようにも工夫することができるのです。これは、ウクレレ漫談の牧伸二や、「何でかフラメンコ」の堺すすむなどにも言えます。

 しかし、世界のナベアツのネタは、
「3の倍数と3のつく数字の時だけアホになる」というもので、多少のバリエーションを出せるものの、基本的には同じネタで、その本質は、笑いの理由が同じだということ。これでは、一発屋ほども人気が持たずに飽きられます。

 落語の世界では、一発屋で終わらぬように是非とも頑張ってもらいたいものですね。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。