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髭男爵といえば、「貴族のお漫才」で一時期露出の多かったお笑いコンビです。最近、あまりテレビで見なくなってしまいました。
ネタそのものは面白く、また、山田ルイ53世の太くて美しい声も特徴的。そして、ワイングラスを片手に「ルネッサーンス」と乾杯するスタイルの変わった突っ込みは、世間の乾杯音頭のバリエーションとしてハヤリかけました。そう、髭男爵はブレイクしかけ、はやりかけで終わった、「一発屋」というよりは「イマイチブレイクせずに消えた芸人」と言えるかも知れません。
彼ら自身にその原因を求めるなら、ひぐちくんがややキモキャラで、「ひぐちカッター」なる持ちネタの使い方がイマイチ。一見肝が据わってそうに見える山田ルイ53世も、アドリブトークは得意ではなさそうで、暑い真夏でも例の衣装をまといとにかく暑そうに見えました。
しかし、そういうことよりもむしろ、同時期にブレイクした
芸人が多すぎて埋もれてしまっていたというのが本当のところでしょう。お笑い停滞期に出ていれば、レイザーラモンやスギちゃんぐらいのブレークをしても不思議のない、個性的なコンビであったことは確かです。
は編集部のオススメ記事です。