ワールドカップやオリンピックの時期に、家でテレビ観戦する人が多く歓楽街が閑散としてしまい飲み屋が飲食店が商売あがったりだ、という声は良く聞きます。 その観点からすると、テレビ局が大騒ぎしてやっている、24時間テレビや27時間テレビの類も同じですね。概して、テレビの視聴率が高ければ、それだけ消費が冷え込み、景気が悪くなるという深刻なサイクルがあります。昼間のテレビがあまりにも面白くて、視聴率30%40%をかせぐようになって、「観光?遊び?行かないよ、テレビ見れなくなっちゃうもん」なんて話になってきたら、いよいよ景気への影響は深刻でしょう。 それに、節電の問題もあります。視聴者が夏の昼間の電力需要ピークの時間帯に、それぞれ部屋に籠もってエアコンをつけてテレビを見る。テレビはエアコンより消費電力が大きいと言います。みんなが外出していれば、エアコンは集客施設だけで運転されるので効率がいい。家庭ごとにつけるのが一番悪い。 というわけで、節電の夏には、24時間テレビ や27時間テレビの類は、本当は控えるべきだったと言えます。今年は、しかも、オリンピック。予想不可能な大停電に発展しないよう、注意が必要でしょう。