かつて、スーパーやコンビニの「レジ袋」といわれるビニール袋が、地球温暖化に悪影響を及ぼしているとやり玉に挙がった時期がありました。全くヒステリックな騒ぎで意味不明でしたが、レジ袋を有料化する店もではじめ、有料化自体はもともとそうであっても不思議ではないですから良いのですが、一番けったいな対応を取ったのは、日本マクドナルドでした。

　ハンバーガーを持ち帰りで購入すると、ポテトやドリンク、ハッピーセットのおもちゃなどかなりバラバラにものが増え、手提げナシで持ち帰るのは厳しいですね。バリューセットでドリンクとハンバーガーを別々の紙袋に入れて渡され、手提げなしで持ち帰れと言われても普通は大変ですし、においのするものですから、カバンにも入れたくないのは当然です。

　マクドナルドは、ビニール袋を 廃止したものの、紙袋は残していました。やり玉に挙がっていた袋はなぜか、「レジ袋」といわれるビニール袋だけでしたので、生き残ったのでしょう。もともと、レジ袋では入りきらないほど買った場合に使っていた紙袋が、結局、バリューセット一人前の客にも使われるようになりました。当初は、要求しないと手提げの紙袋に入れてくれませんでしたが、最近では向こうから聞いてくれますね。

　レジ袋よりも大型でがさばる紙袋に移行して、本当に、温暖化対策効果があるのでしょうか？