かつての日本的企業では、部下から上司に歳暮・中元を送ったり、年賀状を出し合うのは当然とされていましたが、近年ではこのような行為は一切禁止する企業が増えつつあります。明文化されていなくても、歳暮や年賀状が禁止なら、バレンタインのチョコレートも当然、禁止と考えるべきです。 それでは、そういう場合は規則に従い、チョコをあげるのはあきらめた方がいいのでしょうか? 日本は自由恋愛の国です。恋愛感情があるのであれば、チョコをあげて他人にとやかく言われる筋合いはありません。会社が禁止できるのは、いわゆる「義理チョコ」までと考えるべきでしょう。本当に恋愛感情があって、自由意志でプレゼントするのを差し止める権利など、勤務先にもありません。 しかし、渡し方には工夫が必要です。そこでおすすめは、 2月14日をはずして、少し前の日に渡すことです。この日は回りもそれほど周囲に注意しておらず、目立ちません。また、バレンタインデー当日は男性側が浮き足立っている場合もありますが、数日前に渡せば意外度合いが高く、サプライズ感があり、恋愛感情にもプラスに働くでしょう。 ただし、妻子ある上司や先輩にチョコレートを渡すのはやめましょう。