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三越閉店・ビックカメラに 新宿は廃れる一方

 
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 新宿三越が事実上へ移転して、専門店「アルコット」として営業していましたが、それも閉鎖され現在ではビックカメラが10年契約で全館賃借し、ビックカメラ新宿東口新店として営業しています。転貸でユニクロも低層階に大型店を出店。

 大理石で厳かな存在だった歴史ある新宿三越の建造物が、安っぽい白いパネルで覆われている様子は往年のたたずまいを知る者からすれば泣けてきますね。

 この背景には、当然、三越と伊勢丹の経営統合があります。伊勢丹本店と新宿三越ははす向かいですから、わざわざ赤字の三越をそのまま維持するのは企業としてはあまりに意味がない。それにしても、新宿三越は新館も惨敗の挙げ句、IDC大塚家具になっていますから、まさに新宿地域に於いてはさんざんだと言えます。

 秋葉原が電気街の地位を明け渡してから新宿地区への家電店の集積はすさまじく、ヤマダ電機2店が出店してもはや過剰と思われるところに、またビックカメラの大規模店ができましたから、これからは淘汰の時代に入るでしょう。

 そもそも、新宿はその歴史を繰り返しています。
百貨店5店(伊勢丹、三越、小田急、京王、髙島屋)が多すぎたため三越が淘汰され、そして、これから家電店の淘汰。次に起こるのは、東宝がシネコンを建設することによる、シネコンの淘汰でしょう。

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